免許取得支援トラックドライバー求人のデメリット

会社指定の方法で取らなくてはいけない

慢性的な人材不足に頭を悩ませるトラック業界では、効率良くドライバーを集めるために採用後に免許の取得を支援する所もあります。支援が約束されている会社は、運転に必要な免許を持っていない人でも求人に応募ができるという点が大きなメリットですが、取得方法は選べません。運転免許は大きく通学と合宿の2種類の選択肢が用意されていて、個人で取る場合は自分の好きな方を選ぶことが可能です。しかし、会社が費用を負担して取らせるケースでは大半が合宿になります。採用しても免許がなければいつまで経っても仕事ができないので、1日も早く取らせる必要があるというのが理由です。自分のペースで教習所に通って取得を目指したい人にはデメリットになります。

早期退職でペナルティが発生することもある

支援制度を利用する場合に注意しなくてはいけないのが早期退職によるペナルティです。免許支援制度を設けている会社は大半の所が最低就業期間を設けています。これは会社が好意で行っている支援制度を悪用して、免許の取得と同時に会社を辞めてしまう悪質な応募者を排除するのが目的です。全額負担をしてくれる会社では、最低就業期間内に退職をすると一括返済のペナルティを課す所もあります。例え運転免許が目的での応募でなくてもペナルティの対象となってしまうので注意が必要です。実際に働いてみたら仕事内容がイメージと違っていた、会社の人間関係が上手く行かないなどの問題が起きることもあります。不満があっても一定期間辞めることができない点は支援制度ならではのデメリットです。

運送業の求人にはドライバーの他にも、ドライバー補助やピッキング、構内作業、事務などがあるので、応募の際には職種や仕事内容に注意する必要があります。